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雑記帳
小ネタ版
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(毛利本家、執務室にて)

「・・・・・・・・・・(筆を握り、渋い顔で書面を何度も見返している)」

「・・・さっきから、何悩んでんの?(濡れ縁から寝転がった姿勢で声をかける)」

「・・・五月蝿い、そなたには関係ない(筆を机に叩きつけ、元親を睨む)」

「まぁ・・・お前が悩んでんだ・・・
 俺なんかじゃ、何の答えも出ないような悩みだろうな」

「・・・・・・・(八つ当たりをしてしまったことを後悔するように、少し項垂れる)」

「・・・・・・んーっとな、(そんな元就を見て、取り繕うように笑う)
 悩みって言うのは、自分の中にためてちゃいけねぇよ
 俺には関係ないうえに、答えの一つも出せないかもしれねぇけど、
 その溜まったものを、少しだけ分けてくれないか?」

「・・・?」

「そうしたら、少し軽くなった頭で、答えが出るかもしれないだろう?」

いっぱいいっぱいに詰まった密封の器では、音だって響きはしないのだから

だから、そんな時、その重荷を、俺に預けてくれてイイんだよ

「・・・・・・・・・・・・元親・・・(ふわりと小さく笑う)
 そう、だな・・・、意地になっても仕様のないことだな・・・」

「そーゆーこった(明るく笑う)
 ・・・で、何を悩んでたんだ?」

「(笑みが消え、マジメな顔になる)実は、







 松野家の六つ子の名前が思い出せんのだ






「・・・・・・・・・・・は?

「おそ松、チョロ松、カラ松、十四松、一松・・・・っ
 あと・・・っ、あと一人が思い出せんのだ・・・!!(指折り数えながら、戦慄く)」

「・・・・・・・・・・・・・・・な、悩みってそれ・・・?」

「なんとか松であることは間違いないのだ!
 ココ(額を指す)の辺りまで出てる気がするのだが・・・!!!
 思い出せぬ・・・!!(手元に広がった紙面を凝視する。 そこには無数に書かれた、「松」の文字)」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・? どうしたのだ、元親?
 遠くに何か居るのか?」

「・・・俺・・・お前の事、結構理解し始めた気がしてたけど・・・
 ・・・なんか・・・気のせい・・・だったのかなー・・・って・・・・・・」


元親が見つめる庭の松ノ木には、2羽のウグイスが仲睦まじげに囀りあっている・・・

---*---*---*---*---

つまんないー・・・
ホントは、1月末発行のオフ本にマンガで載せる予定だった小ネタでした


---*---*---*---*---

オマケ

「・・・(まだ頭を抱えてる)」

「・・・あ(ポンと、手を叩く)、トド松じゃねぇ?

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(満面の笑みを浮かべる)それだ!!

「(珍しい笑みに思わず見とれる)お、おう! 俺の実力を見直したか!」

「では、次はドラえもんズを全員思い出してはくれまいか?!

まずは、それになんの意味と必要性があるのか教えてくれないか?

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