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「政宗様、ご帰還!!」

伝令兵の言葉を聞くなり、本陣を守っていた景綱は幕から飛び出した

陣の入り口には、今まさに馬から降り立った政宗の姿があった

「政宗様っ」

「あぁ、こじゅ――」

その姿を見止め、返事をしようとした政宗を遮ったのは、

「何をお考えなのですか、貴方は!!」

景綱の怒声であった

「総大将自ら敵本陣に切り込むなど、言語道断!
 貴方は将という物をなんだと思っていらっしゃるのか!」

政宗と共に帰還した成実と綱元が何事かと二人の下に駆け寄る

「お、おい、片倉殿・・・、」

「殿の作戦は、結果を見れば成功した訳なのですから・・・」

事情を察した二人はしどろもどろに弁明するが、
怒りに染まった視線に射抜かれ黙殺される

「今回はたまたま良い結果が出たに過ぎません!
 可能性で言えば、敗北の方が大きかったのです!
 なのに・・・っ、なのに貴方は・・・!!」

全身から怒りを発して、景綱は政宗を怒鳴りつける

手が出ないのが不思議なほどである

「こ、小十郎・・・」

いつもは倣岸な政宗が、萎縮したように視線を彷徨わせる

しかし、震え、膝を付いたのは、景綱であった

「貴方に・・・貴方に、もしものことがあったなら・・・
 私はどうすれば良いのですか・・・っ?!」

政宗の手を取り、許しを請うように、独眼を見上げる

「・・・・すまん、小十郎・・・」

言葉はするりと形になった

「無茶を・・・したかもしれん・・・」

取られた手を握り返しながら、ポツポツと呟く

「しかし、成実も綱元も居た・・・。 大丈夫だと思ったんだ」

「えぇ・・・ただの無謀ではないと、わかっております・・・わかっておりますが・・・」

手を取ったまま立ち上がり、切なげに眉をひそめ、政宗を見つめる

「貴方を失っては、私の存在など何の価値も無いのです」

「・・・わかっている。 心配をかけたな・・・小十郎・・・」

安堵したように笑む景綱を見て、成実と綱元も互いの顔を見合わせ笑った

---*---*---*---

キレると、かなり怖いらしい、片倉さん
本気で怒られると、かなりヘコむらしい、政宗さん
ゲームでも、そんな一面が見られるでしょうか?
コツコツ頑張りますー!
つか、天下政宗の口調が難しい・・・
BASARAと無双が混ざる~(悩)
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