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不意に、時折現れる、彼の特異な癖に気づいた
物を取るとき、わざわざ左手で取った後に、右手に渡すのだ
「・・・お前、もしかして元々は左利きなのか?」
書き物をしていた元就に、何気なく問いかければ、彼は眼を丸くして振り返った
「・・・誰かから聞いたのか?」
癖というのはやはり、自分では気づかないのか、元就は心底不思議そうに尋ね返す
「いや、なんとなく。 お前見てたら、そう思っただけなんだけど・・・」
「・・・他人より指摘されたの初めてだ」
元就は右手に持った筆を、何気なく左に持ち替え、数行文字をつづる
「矯正したのか?」
「あぁ、武家ならば当然であろう」
一時の気まぐれに飽いたように、元就は左手の筆を硯へ傾ける
「不便じゃないか?」
「もう慣れたものだ。 不便とは感じぬ」
知らぬものが見ればそうとは気づかないほどなのだから、確かにそうなのかもしれない
不意に、元親は元就の背後より身を乗り出し、彼が書いていた書面を見る
「あぁ、でも」
元親の指が、ツィと数行の文字列を巡る
それは、先ほど元就が、本来の手で書いた文字
「こっちのほうが、お前らしいよ」
己の真横で笑う彼に、短く「そうか」と答えると、
元就は、左手で、その顔に触れた
--*--*--*--*--*--
元就が左利きだったら楽しいのに、とかそんな妄想
でも、日本刀の刃向きの関係で、武士は大抵、矯正しますよね
左利きの武士なんて、斉藤一とBASARA小十郎くらいじゃない?
地味に、自作お題に返答・・・みたいな
早く、元就組合に2verの質問とお題を上げたい・・・!!
物を取るとき、わざわざ左手で取った後に、右手に渡すのだ
「・・・お前、もしかして元々は左利きなのか?」
書き物をしていた元就に、何気なく問いかければ、彼は眼を丸くして振り返った
「・・・誰かから聞いたのか?」
癖というのはやはり、自分では気づかないのか、元就は心底不思議そうに尋ね返す
「いや、なんとなく。 お前見てたら、そう思っただけなんだけど・・・」
「・・・他人より指摘されたの初めてだ」
元就は右手に持った筆を、何気なく左に持ち替え、数行文字をつづる
「矯正したのか?」
「あぁ、武家ならば当然であろう」
一時の気まぐれに飽いたように、元就は左手の筆を硯へ傾ける
「不便じゃないか?」
「もう慣れたものだ。 不便とは感じぬ」
知らぬものが見ればそうとは気づかないほどなのだから、確かにそうなのかもしれない
不意に、元親は元就の背後より身を乗り出し、彼が書いていた書面を見る
「あぁ、でも」
元親の指が、ツィと数行の文字列を巡る
それは、先ほど元就が、本来の手で書いた文字
「こっちのほうが、お前らしいよ」
己の真横で笑う彼に、短く「そうか」と答えると、
元就は、左手で、その顔に触れた
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元就が左利きだったら楽しいのに、とかそんな妄想
でも、日本刀の刃向きの関係で、武士は大抵、矯正しますよね
左利きの武士なんて、斉藤一とBASARA小十郎くらいじゃない?
地味に、自作お題に返答・・・みたいな
早く、元就組合に2verの質問とお題を上げたい・・・!!
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