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※最終決戦、ルクティア抜き&ジェイド先頭時の会話妄想※
※バッチリ、ネタバレ※
※ヴァンディスも絡むので、にょサフィかも※
※よろしければ※
※バッチリ、ネタバレ※
※ヴァンディスも絡むので、にょサフィかも※
※よろしければ※
ローレライ解放のため、ヴァンの隙を作る
ジェイドは、大譜歌の詠唱準備のために意識を集中させているティアと、
その彼女を守りながら、己も音素を収束させているルークを視界の端に捕らえる
ヴァンから見れば、斜め後ろにから斬りかかるガイと、殴りかかるアニス
己の背後には弓をつがえたナタリア
そして己は、真正面から、槍の切っ先を向ける
「ヴァンっ!」
「行っくよー!」
ガイとアニスの背後左右からの同時攻撃、正面からはジェイドの槍、そしてナタリアの矢
全ての攻撃を防ぐ術は無いかと思われた
しかし、
「甘いッ!!」
低い恫喝と供に、まるで両翼に似た閃光がガイとアニスをなぎ払い、
手にした剣が迎え来るナタリアの矢を切り捨て、返す刃でジェイドの槍を受け止めた
「くっ・・・!!」
ギチギチと耳障りの悪い金切り音を立てながら、互いの武器を押し合う
しかし、ジェイドの方が分が悪い
「エナジーブラスト!」
即座に己と相手の力量を見極め、ジェイドは低級譜術で互いの距離を離す
一足一刀の間合いでにらみ合う
吹き飛ばされたガイ・アニスは元より、ご丁寧にナタリアにまで譜術を浴びせていたようで、
陣の再形成には僅かながら時間がかかる
時間を、そうジェイドが考え槍を構えなおした瞬間、不意にヴァンの視線が笑った
自分たちを嘲笑うものではない
もっと直接的に、ジェイドに向けられた笑みだ
数瞬、その視線を受け止め、その意味を模索する
「・・・えぇ、ディスト・・・いいえ、サフィールは、無事ですよ」
導き出された答えを口にすると、ヴァンから放たれる空気が僅かに緩む
「・・・そうか」
仲間とは距離が離れている
何か話していることはわかっても、内容までは聞こえないだろう
「アレは、鳥に還ったか」
「貴方ほどの人間が、あのハナタレを気にかけるとはね」
ジェイドの言葉に、ヴァンは口元を緩めて笑う
「私の計画の中で、唯一、代用が利かないのが、ネイス博士の存在だった
計画の要たる、フォミクリーの技術を生み出したのはバルフォア博士だが、
育て上げたのはネイス博士だ
実際、アレはよく働いてくれた
貴方の影を追い、縋り、求めて、万の躯の山を築き・・・
・・・そして、この栄光の大地を作りえた」
視線は邂逅し、そしてジェイドを捕らえる
「因果なものだな。 結局、貴方よりアレのほうが多くの罪を背負うことになったのだ」
「・・・だからこそ、私は取り戻さなくてはいけないんですよ」
ジェイドは構えを改め、ヴァンの視線に真っ向から向き合う
「万の躯も、億の罪も、生み育てたサフィールは背負っていく
背負っていかなくてはいけない」
「・・・・」
「しかし、アレは私の所有物ですからね
サフィールのモノは私のモノです
その罪も罰も、全て、私が共有するべきものです
・・・貴方には、アレの何一つ譲りはしない」
ジェイドは笑う
強く優しい、決意の篭った瞳で笑う
「フォミクリー、返してもらいますよ
・・・あのハナタレと一緒にね」
--*--*--*--*--*--
幻聴と幻視が得意技です(病院行った方がイイよ)
ネタの元は2/11の日記をご参照ください
ジェイドは、大譜歌の詠唱準備のために意識を集中させているティアと、
その彼女を守りながら、己も音素を収束させているルークを視界の端に捕らえる
ヴァンから見れば、斜め後ろにから斬りかかるガイと、殴りかかるアニス
己の背後には弓をつがえたナタリア
そして己は、真正面から、槍の切っ先を向ける
「ヴァンっ!」
「行っくよー!」
ガイとアニスの背後左右からの同時攻撃、正面からはジェイドの槍、そしてナタリアの矢
全ての攻撃を防ぐ術は無いかと思われた
しかし、
「甘いッ!!」
低い恫喝と供に、まるで両翼に似た閃光がガイとアニスをなぎ払い、
手にした剣が迎え来るナタリアの矢を切り捨て、返す刃でジェイドの槍を受け止めた
「くっ・・・!!」
ギチギチと耳障りの悪い金切り音を立てながら、互いの武器を押し合う
しかし、ジェイドの方が分が悪い
「エナジーブラスト!」
即座に己と相手の力量を見極め、ジェイドは低級譜術で互いの距離を離す
一足一刀の間合いでにらみ合う
吹き飛ばされたガイ・アニスは元より、ご丁寧にナタリアにまで譜術を浴びせていたようで、
陣の再形成には僅かながら時間がかかる
時間を、そうジェイドが考え槍を構えなおした瞬間、不意にヴァンの視線が笑った
自分たちを嘲笑うものではない
もっと直接的に、ジェイドに向けられた笑みだ
数瞬、その視線を受け止め、その意味を模索する
「・・・えぇ、ディスト・・・いいえ、サフィールは、無事ですよ」
導き出された答えを口にすると、ヴァンから放たれる空気が僅かに緩む
「・・・そうか」
仲間とは距離が離れている
何か話していることはわかっても、内容までは聞こえないだろう
「アレは、鳥に還ったか」
「貴方ほどの人間が、あのハナタレを気にかけるとはね」
ジェイドの言葉に、ヴァンは口元を緩めて笑う
「私の計画の中で、唯一、代用が利かないのが、ネイス博士の存在だった
計画の要たる、フォミクリーの技術を生み出したのはバルフォア博士だが、
育て上げたのはネイス博士だ
実際、アレはよく働いてくれた
貴方の影を追い、縋り、求めて、万の躯の山を築き・・・
・・・そして、この栄光の大地を作りえた」
視線は邂逅し、そしてジェイドを捕らえる
「因果なものだな。 結局、貴方よりアレのほうが多くの罪を背負うことになったのだ」
「・・・だからこそ、私は取り戻さなくてはいけないんですよ」
ジェイドは構えを改め、ヴァンの視線に真っ向から向き合う
「万の躯も、億の罪も、生み育てたサフィールは背負っていく
背負っていかなくてはいけない」
「・・・・」
「しかし、アレは私の所有物ですからね
サフィールのモノは私のモノです
その罪も罰も、全て、私が共有するべきものです
・・・貴方には、アレの何一つ譲りはしない」
ジェイドは笑う
強く優しい、決意の篭った瞳で笑う
「フォミクリー、返してもらいますよ
・・・あのハナタレと一緒にね」
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幻聴と幻視が得意技です(病院行った方がイイよ)
ネタの元は2/11の日記をご参照ください
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