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※狂的表現有※

2/20 * 3行だけ追記
思えば昔から疎ましかったのだ
払っても払っても手を伸ばしては、何を思い違えてるのか自分に笑みを向ける
その手が、あまりに煩わしくて、捥いでやろうかと思った
実際に捥いだ
当時の自分は非力で、実際に捥げはしなかったが骨くらいは折れた
泣くだろう、泣いて僕から遠ざかるだろう
そう思ったのに

「じぇいどが、てをにぎりかえしてくれた」

血が流れる手に愛しげに触れ、フフと笑った

ソレの手の傷はセンセイが綺麗に直してしまった
煩わしい手は、ソレに残った

それが始まり

追いかける足が邪魔になり、足を折り
呼ぶ声が五月蝿くなり、喉を潰し
見つめる眼が目障りになり、眼を傷つけ

それでも、ソレはケロリとして、
「じぇいどが、あしをとめてくれた」と
「じぇいどが、へんじをかえしてくれた」と
「じぇいどが、めのまえにいてくれた」と
全てにおいて笑みを浮かべる

狂ってる、狂ってる、コレは狂ってる、どこまでも

疎ましい
煩わしい
邪魔くさく
五月蝿く
目障り

どうして、こんなにも私を掻き乱すのだ

手足を折っても、喉を潰しても、眼を傷つけても、失せない疎ましさ
ならば、その温もりを消せたなら

「ジェイド、どうしたんですか?」
手を伸ばし、歩み寄る私に気づき、笑みを浮かべる
声が響いて、視線を私に向けて

「私は貴方が嫌いです」
「知っています」
「私は貴方を憎んでいます」
「知っています」
「私は貴方が疎ましい」
「全て知っています、けれど」
そして、にこりと笑う

「けれど、私はアナタを愛しています」

ずっと疎ましかった
何度傷つけても、伸ばされる手が、何よりも
私の心を掻き乱す笑みも

「貴方が知らないことひとつだけ、教えてあげましょう」

ずっと、疎ましく
そして、疎ましさの理由を、


「私も、貴方のコトを」

だから今夜、

「愛して、」

君を、

「いました」




だから今夜、君を殺す



--*--*--*--*--*--*--

とってもウェットな気分なので、文章の方向性もそんな感じ
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